営業のお仕事ってね

記事
  • わたしが保険会社で働くことを決意した理由。
  • 保険営業に対するイメージと、実際働いて感じた現実のギャップ。

について、本音で語っていきます。

良くも悪くも

保険に対する見方が変わるかなと思いますので、

気になる方はぜひご一読ください。

「保険営業」世間のイメージ

みなさんは「保険の営業」っていう言葉にどんなイメージをもっているでしょうか?

たぶん、多くの人が

  • ノルマがあって大変
  • 成績社会だから厳しい
  • 営業がしつこいから苦手
  • すぐ人が辞める、続かない

と、、、

あまりいいイメージをもたれていないのが現実だと思います。

実際、わたしもそういうイメージをもっていたので、

自分は絶対に保険の営業なんてやらないと思っていたし、

自分には縁がない世界だと思っていました。

営業のお誘い

今から4・5年ほど前、

知り合いのつてで保険会社の方(Iさん)と出会いました。

最初は保険の加入をすすめられたんだけど、

そのうち話は変わって、

「うちで一緒に働かない?」と、お仕事のお誘いを受けることに。。。

これ、保険業界ではよくあるパターンのようです。

それからというもの、熱心にお誘いを受けるようになりました。

時期を同じくして

他の保険会社の方からもお誘いをうけるようになり、

さらに

化粧品エステの会社からもお誘いも受けるように。。。

モテ期到来!みたいな?(笑)

いや~、

どこの会社も状況は一緒で、常に人手不足なんですよね。

一人でも多く人材確保したい、という事情はどこも同じということ。

営業員さんと仲良しになる

さて、

このIさん、めちゃくちゃいい方で、

何度かオフィスに遊びに行ってお会いして、

お話したりしてすっかり仲良くなっちゃった。

Iさんのことは大好きなんだけど、、、

でも、やっぱり、わたしには保険の営業なんてムリよ、という気持ちと、

まだ下の子が保育園にいたので、パートでのんびり働きたいという気持ちが大きくて、

その時は営業の道に行く選択肢はまったく考えられませんでした。

友達が保険営業を始める

そんなこんなで、数年が過ぎた、あるとき、

友達(Kさん)が、保険会社に勤め始めたんです。

それがたまたま、(Iさん)と同じ保険会社で、

(なんという偶然)

わたしとKさんは同年代(小学生)の子どもがいるから、

かかえる悩みは似たようなもので、

働いてみての現状とか、

ざっくばらんに包み隠さず全てを教えてくれました。

営業の魅力

Kさんと話していく中で、

わたしが一番心惹かれたのが、次の4点。

  • 子どものこと(参観日などの行事のとき、病気になったとき)を最優先で動くことができる
  • 時間や働き方の自由度が大きい
  • 家事、仕事、育児の両立に理解がある
  • 子ども連れ出勤OK(実際、Kさんも夏休みとか、子どもを連れてオフィスに出勤してた)

これは、すっごい魅力的!!

まだ、下の子も一年生になったばかりだったから、、、

それはすっごい助かるな~と思いつつ、、、

そんな天国のような職場がほんとにあるんか!?

という気持ちも。。。。。

いや、Kさんを疑っているわけではないよ。

むしろ、Kさんが言ってるから絶対そうなんだって、思ってる。

ただ、Kさんはシングルマザーだから、多少優遇されてるのかな?とか思ったり、、、

そして、

  • お給料の仕組みのこと
  • お休みの取り方
  • 福利厚生制度

など、これらも十分すぎるほどしっかりしてる。

営業の仕事はお客さんの都合で、土日祝出勤も多いわけで、、、

だから、土日出勤したら、『必ず』平日のどこかで休みを取らないといけない!!!『絶対』!!

営業ってブラックなイメージだったけど、

ホワイトすぎる~~~

なんで~~~?天国~~~?

Kさんもいるし、オフィスの雰囲気もいいし、先輩方優しそうだし、

なんかみんなきれいだし、楽しそうだし、

なにより上司の方の人柄に惚れた!!

入社を決意

ということで、

さんざん悩んだあげく・・・

とりあえず、

やってみないとわからない!

入社を決めました。

土日は家族で過ごしたいから仕事入れない。OK。

午後から参観日あるから、午前中で仕事終わらせよう。OK。

午前中は子どもを病院に連れていくので遅れます。OK。

夕方からお客さんに会うから、昼は帰って家のことして、夜ごはん作って準備しとこう。OK。

こ~んな自由な働き方ができる。

可能性は無限大!!

営業の楽しさと厳しさ

でもね、、、これ、

お気づきかしら・・・

「さぼろうと思えばいくらでもさぼれる」っていうことなんです。

だから、

自分でしっかり時間管理して、

目的をもって積極的に動く意思が必要。

お客さんに対しても、ひとつひとつのお仕事に対しても、

責任をもって取り組める人じゃないと、厳しい世界。

だれかが仕事を用意してくれるわけではない。

その日の予定も、行先も、アポ取りも、全部自分で決めて、

自分で仕事を探して、予定を埋めていく。

白いキャンバスに自分で線を引いて、色をのせていく感じ。

わたしは、そのスケジュール帳を埋めていくのがたのしかった。

今日はこの白いキャンバスにどんな色をぬろうかなって考えるのがたのしかった。

今日はどんなお客さんとどんなお話しができるだろうって、

毎日ドキドキわくわくしてたな~。

コロナ禍の営業

そんな中コロナ禍になり、

営業活動も自粛、在宅ワークに切り替わり、

わたしたちに課せられた仕事のひとつが、

”アプリ登録者数を増やす”ということ。


これが、会社のためにも自分のためにもなるんだ、

という思いで、手あたり次第連絡をして、

「今、コロナで活動自粛でアプリ登録が仕事なの。」とお願いすると、

ほとんどの人が「大変だね~」と言って、

こころよく協力をしてくれました。


そして気付けば、私は島根支社で1位2位を争うほどの登録者数になっていました。

この頃は全国で学校も休校になっていて、

自粛自粛自粛・・・

この”アプリ登録”くらいしか仕事がなかったから、できたんだけど・・・

会社で働くありがたさ

営業ができず、ご契約もいただくことができない状況の中でも、

会社はわたしたちにしっかりお給料を保障してくれていて、

こんなにたのしく仕事して、

こんなにお金をいただいていいのだろうか。。。

と、逆に不安になるくらいで。。。


なんだろ、この世界は・・・


そして、なんだろ、この職場のあたたかい雰囲気は・・・


ときには先輩に悩みを聞いてもらったり、

ときには同期の子たちとおいしいランチを食べに行ったり、

ときにはお客様のおうちを訪問してたわいもない話をしたり、

ときには社長さんとコーヒー片手に1時間近くお話をしたり、、、、
(このときに出会った社長さんたちと、今もFacebookでつながっていたりします。)


子どもが熱を出したときも、「子どもが一番だからお休みしてね」という上司。


いつどんな状況でも、

わたしの様子や表情を気にかけてくれて、家庭の心配をしてくれているのがうれしく、居心地がよかったし、仕事に行くのがたのしかった~。


そんな毎日で、こんな世界もあるのね、

と緊張感の中にもワクワクドキドキしていたのを今でも覚えています。

入社して、数か月は研修の期間があるんだけど、

研修は十分すぎるくらい充実していて、研修の時間が一番楽しかったかも(笑)

研修室に行くのが楽しみだったな~。

試験もあって、勉強はたくさんしないといけなかったけど、

自分の中で、知識も経験も人とのかかわり方もスキルアップしていくことを感じられる、

最高に充実した環境でした。

営業は天国?地獄?

と、まあ、

ここまで聞くと、そんな都合のいい職場ある??

いいことばっかりじゃないでしょ!

おおげさに書いてない!?

そんな声が聞こえてきてますから、言っておきますけど、、、

わたしも書きながら、こんな職場ある?と思ってますよ(笑)

でも、これほんとうなんですよ。

というか、ここでウソをつく理由がわからない。。。

わたしは、みなさんに

保険営業の会社は天国だから入社してー!!

って言いたいわけではないし、

みなさんが保険営業したところで、

わたしには何もメリットないですからね。

むしろ、

わたしは「保険」に関しては

懐疑的に見ている部分があります。

それは、

保険営業という仕事をやってみてわかった

違和感、疑問、シークレットな部分

もっと踏み込んで言うと、

営業員にもわからない闇の部分みたいな、、、

それは、職場の人間関係とか、働きやすさとか、

そんなうわべだけのうすっぺらい表面的なところではなくて、

もっともっと奥の根深い部分。

掘っても見えてこない、見えそうで見えない部分。

これがわたしは気になってしまった。

やっぱり営業は大変

さて、闇の部分もあるんだけれど、

表面的なところでも、

いいところばかりではないわけで、、、

もちろん、

職場の居心地は最高によかったんだけれども、、、

やることはしっかりやらないといけないし、

それなりに成績(契約件数)は気にしないといけない。

コンプライアンスが厳しくて、めんどくさい。

お客さんに配るタオルやカレンダー、ティッシュなど

ノベルティグッズで、車のトランクの中はいつもいっぱい。すごくじゃま。

お客さんも、素敵な人ばかりではないから、

門前払いも当たり前だし、話聞いてくれないのも当たり前。

お客さんとのアポ取りの電話がなかなかつながらない。

保険営業っていうだけで、めんどくさい対応をされる。

理不尽に怒られる。

あげればキリがないんだけど、、、とにかくまとめると、

めんどくさいことがいっぱいあって、

傷つくこともたくさんあるっていうこと。

たのしいこと、いいことばかりじゃない。

営業員さんにやさしい私

だから、

うちにもソーラーパネルとか、明治牛乳とかの営業さんが

飛び込みで来られたりするんだけど、

大変さが身に染みてわかってるから、、、

しっっっっかり最後まで話を聞いてしまうんだよね。

アンケートもちゃんと書くし、(このアンケートってノルマがあったりするからね)

タダでできるお手伝いはなんぼでも協力します!!!

がんばって売ろうとしているのに、追い返すなんてできない。

そんなんだから、、、

結局、明治牛乳に関しては、

ヨーグルトを注文する契約をしちゃいました。

うん!でも、いいの!!

子どもたちがヨーグルト大好きだから!

週1だから!

R-1だから!!(謎の納得感)

神経をすり減らす飛び込み営業

この、飛び込み営業って

すっっっごい神経使うんですよ。。。

精神すり減るんですよ。。。

メンタルやられるんですよ。。。

初めての会社さんに飛び込みで訪問する時も、

初めて会うお客さんのおうちに訪問する時も、

玄関の前でピンポンを押す前に、一呼吸おいて、

めちゃくちゃ緊張して、勇気を振り絞ってピンポンを押す。

どんな人が出てくるかわからないから、こわいんですよ。

だからね、保険に限らずだけど、

営業のお仕事ってほんとに精神的に

大変で疲れるお仕事なんですよね。

やさしい社会になぁれ~!!

これを読んでくれた方がすこしでも

営業員さんにやさしく接してくれたらうれしいなと思います。

営業だからって

頭ごなしに拒否するんじゃなくてね。

もちろん、

営業員さんも

そんなやさしいお客さんのふところにつけこんで、

無理矢理押し売りとかしたら絶対ダメですよ!!

でも、

お互いがわきまえて思いやって行動すれば、

やさしい社会になるんじゃないかなと思い、

その願いもこめて今日は「営業ってね」というお話をしてみました。

さて、

機会をみて、

「私が保険会社を辞めた理由」

についても

書きなぐっていこうと思っていますので、

おたのしみに♫

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管理人
きっかわかなみ

*島根キッズマネースクールえんむすび校校長
*キッズマネースクール認定講師
*家庭教師デスクスタイル認定講師
*松江市21世紀ウィメンズプロジェクト副代表
~島根県立松江東高等学校卒業~
~新見公立短期大学幼児教育学科卒業~
★保育士資格、幼稚園教諭免許
★ファイナンシャル・プランニング技能士資格

夫、3人娘(小学生)、保護犬(チョコ)といっしょに、ゆる~りと暮らしています。

島根キッズマネースクールえんむすび校
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