保険営業で学んだこと①

記事

あるとき、先輩から言われたひとこと。

このひとことが一番心に残っているんです。 

保険の契約は「とってくる」んじゃなくて、「いただく」ものなんだよ。

この言葉に、ハッとさせらたことは

今でも鮮明に覚えています。

無理に押し売りするのではなく

お客さんに寄り添って話を聞いて

一番の解決策を提案する先輩。

その不安やお悩みには、この保険で解決できます。安心です。」という提案をする先輩。

本当に、”お客様のために”という精神が根底にあるんだなと感銘を受けました。

保険を売ることへの違和感

しかし、

保険会社で働き始めて半年が過ぎた頃あたりから

「なにかがおかしい・・・」

と感じるようになりました。


お客さんが抱えてるお悩みとか不安って

実は・・・

保険以外でも解決できるよね。。。

たしかに、

今、自分が提示できる解決策の中では最善のもの

であることは確かだけど、、、



わたしたちは保険を売る仕事をしているから、解決方法が保険に絞った提案になってしまう。

もっと言うと自分の保険会社の保険”に絞った提案になる。

それは、当たり前のこと。

というか、そうでなければ、おかしいですよね。

だって、

お客さんの悩みを解決するために

他社の保険を売るなんてできないですから。

自社の保険よりももっといい保険があることを知っていても

他者の保険をすすめることはできないですから。

保険以外の解決方法


「他社に、同じ保障内容で保険料の安い保険があるな・・・」

「保険じゃなくて、貯金でそなえるべきでは・・・」

「保険ではなく、投資信託で資産形成するべきでは・・・」

「iDeCoやNISAがあるけどな・・・」

このことに気付いて、このことを知っていながら、保険だけをお客さんにおすすめすることが私にはもう無理でした。

お客さんにも自分にもウソをついて、保険を売ることになる。

そのストレスは私にとっては大きく、耐え難いものでした。

あえて批判を覚悟で、このような言葉を使わせていただくのですが、

犠牲者」を増やすお手伝いはしたくないと思ったんです。

お客さんが「無知」で

保険屋さんのいう通りに保険を契約していくことが、とてもこわいと感じるようになりました。

保険屋さんは専門家??

みなさん考えたことありますか?

保険屋さんは何の専門家なのでしょうか?

保険の専門家?

では、「投資」や「貯金」「為替」「税金」「年金」「社会保険」など、お金全般の知識はしっかりもっているのでしょうか?

保険料が占める家計の割合は人生を左右するほどの金額になりかねないのです。

要するに、「専門家」だと思っている人でさえ、疑ってほしいということです。

人を常に疑って生きていくことはつらいし、苦しいと思うかもしれないけど、

自分や自分の家族、大切な人を守るためにも、「人を疑うこと」って大事です。


いい人だからウソはつかない?

専門家だから正しい?

自分のために言ってくれている?

家族や親せき、友達がすすめるから大丈夫?

目を覚ませ!!


厳しいことを言います。

思考停止もいいところですよ!!』

しっかり、自分の頭で考えて答えをだしましょうよ。

自分で調べてほんとうにそれが正しいのか、確認しましょうよ。

積み重ねが大きな金額に・・・

保険料は安いものではありません。

場合によっては家計を圧迫し、人生の計画が大きく崩れかねないほどの金額にもなりうるのです。

月1万円の保険料・・・

年間12万円

10年で120万円

20年で240万円

30年で360万円!!!

ここで、勘違いしないでほしいことがあります。

保険が全く不要だと言っているわけではありません。

むしろ、保険というのは有効活用できればとても素晴らしい制度なのです。

しかし、日本人はなんでもかんでも保険に入りすぎです。

必要な保険、不必要な保険をしっかり明確にして、入り分けなければいけません。

それは、あなたが学んで自分で判断するのです。

保険屋さんにすべて丸投げは絶対にいけません。

あなたの人生を左右するかもしれない、大切なお金の使い方を他人にまかせてはいけません。

国の制度を知ろう

じゃあ、どうやって保険選びをしたらいいの?

まずは、国が私たちに用意してくれている保障を知りましょう。

「社会保険制度」

「高額療養費制度」

「雇用保険制度」

などなど・・・

私たちは国に保険料を納めて、すでにしっかりした保険に入っているんです。

それを確認してから、足りない部分だけ民間の保険に入るようにしましょう。

自営業者の方と会社員の方では、保障の範囲が異なるので、そこも合わせて

「自分の最悪の状態」を想像した時に

国からいくらもらえて、貯金でいくらまでなら用意できるのか。

保険に入る前に、こういったことも知る必要がありますね。

追伸

私は自動車保険のみ加入しています。

それでは、また!!

記事
\♪Share Me♪/
管理人
きっかわかなみ

*島根キッズマネースクールえんむすび校校長
*キッズマネースクール認定講師
*家庭教師デスクスタイル認定講師
*松江市21世紀ウィメンズプロジェクト副代表
~島根県立松江東高等学校卒業~
~新見公立短期大学幼児教育学科卒業~
★保育士資格、幼稚園教諭免許
★ファイナンシャル・プランニング技能士資格

夫、3人娘(小学生)、保護犬(チョコ)といっしょに、ゆる~りと暮らしています。

島根キッズマネースクールえんむすび校
タイトルとURLをコピーしました