わたしたちは自分の親から「お金の話はするものではない」と教わったかもしれません。
子どもだけに限らず、お父さん、お母さんであってもお金の本当の意味を知らないと思います。
なぜならわたしたち親は「お金の話を人にするものではない」「お金の話をする事は悪い事」といった教育を受けてきたからです。
「お金は一生懸命に働き、喜んでいただいた上でいただくもの」
「お金をたくさんもっている人は”ありがとう”をたくさん集めた人」
とわたしは理解しています。
買ってくれて「ありがとう」。
売ってくれて「ありがとう」。
お仕事してくれて「ありがとう」。
さまざまな「ありがとう」の輪を広げていくことでみんなが笑顔になれる。
お金のことを学んでいくことで
さまざまな「ありがとう」という、温かい気持ちをたくさん育てていってほしいです。
大人が忘れがちな大切なこと
「お金はありがとうと交換するもの」
と子ども達に伝えていくのですが、
わたしたち大人であっても忘れがちなことです。
だからこそ、
「お金の話をするものじゃない」と言われて育ってきたおうちの方々にも、
実はお金はハッピーなものだという事を、
マネー教育を通して知っていただきたいです。
子どものお金の勉強会ではありますが、
おうちの方々にもお金の本来の意味を再確認してもらいたいと思っています。
お金を通して「ありがとう」が伝わる
クレジットカードなど「見えないお金」の世界が当たり前となってきている中、
子ども達はお金の大切さを理解できているでしょうか?
小さい頃から金銭感覚を少しでも身につけると、それは「自分で生きていく力」となります。
お金は汚いものではなく、「ありがとう」と交換する素晴らしいものだよ、と子どもたちに伝えていく。
そして、子どもたちも自然と笑顔になり楽しい思い出としてお金の大切さが記憶にのこり、自然と「ありがとう」と言える子になります。
「ありがとう」は「魔法のことば」
「ありがとう」は言う人も言われる人も温かい気持ちになれる「魔法のことば」です。
想像してみてください。
コンビニでジュースを買って、お金を払うとお店の人は「ありがとうございました」と言いますよね。
そのとき、みなさんは「ありがとう」と言えていますか?
わたしたちは「お金」と「ジュース」を交換しているのです。
すると、そこには、
『お金をくれてありがとう』『ジュースをくれてありがとう』という気持ちが存在しているはずです。
「ありがとう」と言われることがうれしいことだと知ってほしいし、言うことで人を幸せにできる。
そんな温かい人へと成長していってほしいと願っています。
そして、親子の絆が深まり、たくさんの方に笑顔になってほしいですね。